シュシュ
「・・・そうかな?」

「そうだよ」


「…言って、みようかな」

「みようかな、じゃない!いいなさい。

言わないと後悔するよ」


「…うん、頑張ってみる」

一世一代の一大決心。

初めての告白。

正直、上手くいくかなんてわからないし、

凄く怖い。



「今夜は呑もう!薫子の告白が上手くいくように!」

そう言ったみっちゃんは、お酒の缶を、

私の缶に、コツンと当てた。


「・・・色々ありがとう、みっちゃん」

「私は勝手に親友だって思ってるよ?薫子は違う?」

「親友だよ、みっちゃんは」

「フフ。もっと、親友を頼りなさいよ」

「・・・うん」


2人で顔を見合わせて、微笑んだ。

みっちゃんのおかげで、自分の気持ちに気が付いた。

みっちゃん、私頑張るから。
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