シュシュ
「でも、いいか」

「・・・へ?」


「こうやって、薫子と同じ布団で眠ったら、

疲れも吹き飛んだ・・・

ホント、俺、薫子中毒かも・・」


「何ですかそれ?」


「それくらい好きだってことだよ・・・

同じ空間にいるだけで、疲れもとれるし、

幸せな気持ちになる…」


その言葉にとてつもなく胸がキュンとなった。

前は好きだと言われても、こんな事はなかったのに。

嬉しくて、私も好きだって、細胞が叫んでる。


…それなのに、

口で好きだって言えない。

言ったら、恥ずかしすぎて、どうにかなってしまうかもしれない。


「・・・薫子」

「何です・・キャ」

…布団の中、飛鳥さんは私をギュッと抱きしめる。

…静まれ心臓。

そう何度も心の中で叫ぶ。

それでも、心臓はドキドキいいっぱなし・・・


「…いつになったら、俺を好きになる?」

「・・・」
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