君ノ声



電車に乗り、

学校へ向かう

桜が咲き乱れたそれは

「綺麗だ…」


美しかった


ふと、横を見ると


遠くで桜を見上げる姿があった


なにか、いつもとちがう鼓動を感じ、

俺は吸い込まれるように
その人の元へ歩いていた

< 8 / 34 >

この作品をシェア

pagetop