そのギャップ、反則ですっ‼︎
番外編
佐々木くんside
桜が散り、段々暖かくなったある日。
高校の同窓会に参加した。
指定された居酒屋に着くと、
「あれ?佐々木くん?」
誰かに呼ばれ、後ろを見ると見たことのある顔だった。
「笹木……?」
「ピンポーン‼︎佐々木くん、雰囲気変わったね?」
「そうか?」
髪をブラウンに染めて、少しパーマを当てただけ。
俺より笹木の方が……
「あたしは仕方ないじゃん。美容師なんだから。」