flowergirls library Ⅰ
「・・・・あ!服のサイズは丁度良いですか?」
はい。有り難う御座います。
「外はもう暗いですし、このままゆっくりしていって下さい」
あ、有り難う御座います。何から何まで・・・・。
「いえ!気にしないで下さい!・・・・あ!折角なので会員カードをお作りしましょうか?」
え?
「この図書館。会員様があまりにも少なくて、
皆、退屈しているんです。だから、たまには遊びに来て貰おうと思って!それなら、此処に来るとき、泥だらけにならなくて済みますし・・・・
あ、す、すいません!勝手に・・・・」
い、いえ!そうだな・・・・折角だし、作って貰おうかな。
「い、良いんですか?」
はい。お礼・・・・にはならないかも知れませんが
・・・・。
「有り難う御座います!少々お待ち下さい!」
パタパタと走り去っていく彼女。
一人残された俺。
うきうきしながら待っていた。