大好きな彼に


色々話を聞いて(聞いてないけど)、校長室を出ると、さっきまでたくさんの人がいた前庭に誰もいなくて校長室の前にたくさんの人がいた。

私は思った。
なんてバカな人達なんだろうと。

同じマンションの同学年の子を紹介されてびっくりした。

さっきロビーにいた2人が、同学年だった。

年下だと思った子もいるなんて・・・。
小さいなぁ・・・。
後で身長聞こ。

教室に行く時も、たくさんの人がついて来てちょっと邪魔だ。

クラスが2クラスしかないらしくかなり人数が少なかった。

私は2組で親とも別れずっと話をしていた、ハーフの子の隣の席になった。

そのあと、歓迎会みたいな事をしてくれた。
ハーフの子は矢野 由奈(ヤノ ユナ)という名前で、黒人のハーフっぽい。

由奈は優しくて素敵な女の子だった。
でも、次の日からたくさんの人が話しかけてきたのが少なくなった。

なんてあきの早い人達なんだろうと思った。

月日が過ぎ、席替えをしていた。

私は昔から好きでもない人に、好きな人と言う癖がありこの時、好きな人にしていたのは、藤山 裕太(フジヤマ ユウタ)だった。
人気があり、イケメンの人だ。

今、藤山の隣の席で仲良くなった藤山の幼馴じみの谷畑 加奈子(タニハタ カナコ)と学年1強くて、身長も高く、柔道をしていこともありがっしりした体つきの西片 三矢(ニシカタ ミヤ)と同じ班だ。


まぁ、楽しい。

加奈子とは放課後も遊ぶぐらい仲良くて、髪が短く天然パーマのいかにも、モテそうな感じ。

「ゆっちゃん、好きな人おらんの?」

ゆっちゃんとは藤山のあだ名でみんなそう呼んでいるが、私は呼んでいない。

ここの学校は男女仲良くて下の名前で呼び合うのが当たり前な感じだが、私は前の学校では、苗字で呼ぶのが当たり前な感じだったからなれない。

「おらんで」

「本間に?嘘つけやぁ」

私は藤山を見た。
藤山はため息をついている。

「おらんって」

私は疑ったがしつこく聞かなった。
なんでこんなに気になだろう。



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