一生のタカラモノ
あ… まただ。

また、目をそらされた…
なんで?
そんなにあたしが嫌い?
…あたしはこんなにも宙さんが好きなのに。

そんなことを思っていると ホントにあっという間に放課後になってしまっていた。

一日はあっという間に終わる。
宙さんとの時間もあっという間に終わったように…。

あの優しさはなんだったの?
嘘の優しさ?
ううん。 違う。
宙さんはそんな人じゃない。
そう信じていたかった…。
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