一生のタカラモノ
「湊ー 帰ろー。」
「わかったー」
いつも通り、彩乃、桜、秋穂があたしの席に来た。
そして 皆で帰って、寄り道して。
これがあたしの日課みたいな物だった。
「てかさ 今日、湊 日直だったんだよ」
「…は?!」
「斎藤が『小林に放課後、準備室に来るように言っとけ。』って。」
あたしはハッとして黒板を見た。
ホントに日直だし…。
最悪。
斎藤、一応 生徒指導のセンセーだからこういうのウザいんだよね…
「ぁ、でも今日斎藤、なんかの会議してるみたいだから 『代わりに桜木先生に指導してもらうようお願いしといたから』っても言ってたー。」
“桜木先生”
その名前を聞いただけで ドキッとした。
宙さん…と、話せる…?
あたしは急いで 準備室へと向かった。
宙さん… 話してくれるかな?
目、合わしてくれるかな?
あたしの胸の中は 宙さんでいっぱいいっぱいだった。
「わかったー」
いつも通り、彩乃、桜、秋穂があたしの席に来た。
そして 皆で帰って、寄り道して。
これがあたしの日課みたいな物だった。
「てかさ 今日、湊 日直だったんだよ」
「…は?!」
「斎藤が『小林に放課後、準備室に来るように言っとけ。』って。」
あたしはハッとして黒板を見た。
ホントに日直だし…。
最悪。
斎藤、一応 生徒指導のセンセーだからこういうのウザいんだよね…
「ぁ、でも今日斎藤、なんかの会議してるみたいだから 『代わりに桜木先生に指導してもらうようお願いしといたから』っても言ってたー。」
“桜木先生”
その名前を聞いただけで ドキッとした。
宙さん…と、話せる…?
あたしは急いで 準備室へと向かった。
宙さん… 話してくれるかな?
目、合わしてくれるかな?
あたしの胸の中は 宙さんでいっぱいいっぱいだった。