冬のホットココア



「私も舞子みたいになりたい...。」



つぶやいたつもりが舞子には聞こえていたようで。



「なーに言ってんの。依愛はこの学校イチ可愛いんだから。」



また、お世辞言って。



「私は舞子みたいに美人じゃないよ。」



「はあ、天然すぎだわ。」



舞子の発した言葉は、私には聞こえなかった。




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