渇望男の潤いペット
「私の事を知っても嫌いにならないでください」

彼女の目からまた涙が零れる

「そんな安い気持ちじゃない…」

俺はまだ満月と絡まっていた

「今日…一緒に寝てもいい?」

「ここで?」

「ここで」

「はい」

彼女が笑う

俺達は防水のソファベットに横になり、くだらない番組を見た

二人で見つめ合って笑い、キスをして、手を繋いで、どちらともなく眠った





幸せだった


満たされる


それだけで良かった


初めからこうすれば良かったんだ…




俺は渇いたスポンジの様に彼女を抱きしめて潤った



愛しているよ…


愛してる







もう二度と離さない!
< 28 / 48 >

この作品をシェア

pagetop