ちょこれーとぼーい(♂)










 「…なっ…。
  なんでお前が…。
  しかも"美優"ってなんだよっ!!!!。」



 「…………うざ。」


 「………!!!!!。てめぇ!!!!!。」







 涼太は悠馬の胸ぐらを掴んで

 ぎろっと睨んでいる。


 悠馬も冷静になおかつ、

 涼太より背が高いので

 上から得意げな顔をして睨んでいた。



 …そ、そう言えば

 ビターチョコレートとミルクチョコレートを混ぜたら

 危険って…昨日習ってたような…。








 そんな中、昨日私のおでこにキスをした

 志麻にぃは何食わぬ顔をして

 にこにこと笑みを見せている。





 …ずぎゅぅん……。




 その表情を見ると昨日瞳さんが

 悠馬の事を話している時の

 胸の奥と同じ痛みを感じた。



 9歳も違うと

 "キス"1つだっての捉え方が

 変わるのかな。



 やっぱり志麻にぃは大人だし

 キスの1つや2つ減るわけじゃないし

 どうでも良いって思ってるのかな……。




 そうなればやっぱり志麻にぃは凄い。









 「ほら涼太。
  "あれ"渡したらな美優
  困っとるやろ??。」






 志麻にぃはそう言って涼太の頭にチョップしていた。





 "あれ"??。なにそれ…。

 








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