ちょこれーとぼーい(♂)










 「つかさ。」






 悠馬を案内したあと、

 
 志麻にぃを除く

 3人で今流行りの芸人が出ている番組を

 見ながらまったりしている。




 私はソファーに座って

 体育座りをしていると

 黙っていた涼太の口が開いた。







 「なんで、お前。椅子に座ってんの。」






 涼太は椅子に座って

 携帯を弄ってる悠馬に

 いちゃもんをつけていた。






 「そこに椅子があったから。」








 いつもみんなに見せる表情では無く

 いつもの悠馬を見せつつ

 涼太を睨んでいた。








 「ふざけんなっ!!!!。
  俺だって椅子に座らせろよ!!!。」


 「やだ。」

 「俺の方が年上だろーが!!!!。」

 「椅子に座るのに
  年齢なんて関係ないだろ?。」










 さっきまで大人しかった2人が

 どうでもいい"椅子"の取り合いで

 また喧嘩していた。







 いや、

 その前にソファーがあるのだから

 そこに座れよ。






 なんて思いながら2人を見て

 「はぁ〜…。」と溜息を漏らした。










 これがあと2日間も続くと思うと



 …口から出る溜息は

 止まることを知らない。









 「美優。」








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