ちょこれーとぼーい(♂)
…prrrrr。
見つめ合いいつキスをしても
可笑しくない雰囲気を出していると
志麻の携帯に1つの着信が掛かってきた
志麻は「っち。」と舌打ちをして
電話とる為に私から離れる。
着信音で夢から醒めた感覚になり
恥ずかしくてその場にしゃがみこむ。
い…い………
…………今の私どうかしてた…。
志麻にならキスされても
良いって思っちゃった…。
志麻……格好いいって思っちゃった…。
こんなの私らしくない…
一体私にどんな魔法をかけたの━━…
何度もすーはーすーはーと深呼吸して
高鳴る心臓の鼓動を押さえる。
「さっ。行くで。」
電話を終えた志麻が私の頭を撫で
何事も無かったように運転席に乗る。
……これが
"大人の余裕"
っていうものなの??。
ずるい。
私だけこんなにどきどきしてるのに…。
………志麻の馬鹿。
もう一度深呼吸をして
立ち上がり助手席に乗った。