ちょこれーとぼーい(♂)











 …prrrrr。







 見つめ合いいつキスをしても

 可笑しくない雰囲気を出していると

 志麻の携帯に1つの着信が掛かってきた



 志麻は「っち。」と舌打ちをして

 電話とる為に私から離れる。









 着信音で夢から醒めた感覚になり

 恥ずかしくてその場にしゃがみこむ。





 い…い………

 …………今の私どうかしてた…。





 志麻にならキスされても

 良いって思っちゃった…。




 志麻……格好いいって思っちゃった…。




 こんなの私らしくない…

 一体私にどんな魔法をかけたの━━…






 何度もすーはーすーはーと深呼吸して

 高鳴る心臓の鼓動を押さえる。








 「さっ。行くで。」





 電話を終えた志麻が私の頭を撫で

 何事も無かったように運転席に乗る。



 ……これが

 "大人の余裕"

 っていうものなの??。




 ずるい。


 私だけこんなにどきどきしてるのに…。







 ………志麻の馬鹿。







 もう一度深呼吸をして

 立ち上がり助手席に乗った。








< 140 / 274 >

この作品をシェア

pagetop