ちょこれーとぼーい(♂)








 「あれ、君ももしかして星陵??。」






 体操服のジャージに指をさす王子様。




 まさか声をかけられるとは

 思っておらず


 喋る勇気がなかったので

 首を縦に振り頷いた。





 ちなみに星陵(セイリョウ)とは

 私が通っている学校の名前。










 「そんなとこにいたら補導されちゃうぞっ。」






 ……いや、

 一番貴方に言われたくないです。





 なんて言えないので

 そっと心の中で突っ込んだ。









 「って俺も言えないよねっ。」







 自分で突っ込んじゃったよ!!!!。




 ってか補導されるって

 自覚があるならば

 何故着ているのだろう。 








 「18歳だから関係ないんだけどねっ。」





 聞いてないのに自ら進んで

 年齢を言ってくれた。





 ……18…。





 …えっ!!!18歳?!。






 って言うことは…


 1個上の高3で


 私の先輩に

 値するってことだよね??








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