ちょこれーとぼーい(♂)









 …関わっちゃいけないって。






 確かに女好きかもしれない。



 けどあんな優しそうな先輩と

 関わっちゃいけない理由なんてない。



 だって先輩のこと

 好きになるわけじゃないし。



 それに"友達"の悠馬には

 私が誰と仲良くなろうが関係ない。


 なにがあっても全て自己責任。





 ……本当に年下のくせに生意気。









 「………悠馬に関係ない…。」






 悠馬には聞こえてないぐらいの声量で
ぼそっと呟いた。






 その瞬間。

 私の身体はソファーの上に倒される。







 …!!!!!!。






 ソファーの上に倒れてる私の上に

 体を浮かせ悠馬の両手が

 私の手首を掴み

 動けないように固定していた。


 顔の距離は

 おでこをくっつけた時のような近さ。






 どくんっ。どくんっ。



 と心臓の鼓動が高鳴る音が

 私の中で響き渡ると


 同時に体が熱くなる。









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