ちょこれーとぼーい(♂)











 器用に私が投げた枕を避ける。



 おおっ。凄い。



 感心してると涼太の口元が緩んだ。








 「うひゃっ。」





 気を抜いてると


 肩を涼太に押され


 体が後ろにふわっと

 一瞬だけ浮いて布団に倒れる。



 何が起きたのか理解できず

 驚いて思わず

 変な声が口から漏れる。




 「…ぷ。」




 その声にツボったのか

 けらけらと笑っていた。




 ……もう。笑わないでよ。





 なんて思いながら

 私の両頬を膨らます。






 ふと思ったけど




 真正面にある涼太の顔は

 寝起きにも関わらずとても格好いい。







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