ちょこれーとぼーい(♂)
「こいつは俺"等"のやねん。」
腕を組んでこの状況を相変わらず
にこにこと微笑んで見ていた志麻が
真剣な表情に切り替わり
眉毛をうえにあげて喋っている。
……お…俺……"等"??。
私はいつこの人達のものに
なったのでしょう。
まだまだ誰のものにならないもんっ。
「先輩には悪いけど、
絶対に渡さないから。」
私の隣に立って頭を撫でながら
格好良くいっちょ前に
夏目先輩に言う涼太。
いつの間にそんな言葉を覚えたの…。
「ぜってーに渡さねーから。」
最後は悠馬が、
夏目先輩の胸ぐらを掴んで言っている。
き、嫌いだからって
そこまでしなくて良いも思うのにな…。
なんて思いながら
「はぁ〜…。」
本日4度目の溜息を漏らした。
「「「帰るぞ。美優━━━…」」」
こうしてドキドキハプニングだらけの
3日間の連休は無事(?)
幕を閉じた━━━━…。