ちょこれーとぼーい(♂)









 今朝は白い雲と隠れんぼしていた太陽は顔を出して強い光を街に照らす。



 その光が夏目先輩の横顔を

 照らすかのように

 きらきらと輝いて見える。



 思わず夏目先輩の輝いている横顔に

 見とれてしまい

 どくんっと心臓の鼓動が鳴る。








 ……って、見とれてる場合じゃない!!!。











 「……あ、…あの。ゲーム…の…。」




 「あぁっ、ゲームね。
  ルールは簡単だけどやる??。
  まあ、美優ちゃんには
  拒否権ないけど。」







 拒否権ないのに聞くのかよっ!!!!。

 と心の中で突っ込みを密かにいれる。










 「ゲームと言うものは
  美優ちゃんがクリスマスイブの前日
  …12月23日までに彼氏を作ること。」







 「………えっ。」

 


 「もしそれまでに
  彼氏が出来なかったら
  嫌でも俺の彼女になって
  俺とクリスマスの2日間を過ごすこと。

  それが今回のゲーム内容だよ♪。」







 ……え??。






 ……12月23日までに彼氏を作る??。






 え、





 ……じゃないと、

 私が夏目先輩の彼女になる??









 ━━━━…えェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!!。









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