ちょこれーとぼーい(♂)










 私の見た真実を語ろう。









 まず私は図書室の扉の向こうに

 2つの何かがいるのを直感で感じた。





 驚かして怯(ひる)まそうと思い、

 力いっぱいに扉を開けたんだ。




 そして扉の向こうから

 見えた光景にまず私は目を疑った。








 冷たい廊下の床に

 髪の毛がくるくると巻いている

 可愛らしい女子と悠馬がいた。




 しかし問題のはここではない。




 悠馬の方は床に腕がつく状態で

 仰向けに倒れている。


 女子の方は

 悠馬の仰向けになってる

 体の上に乗る状態になっていた。





 問題はここからだ。






 そんな状態で悠馬と女子は








 唇同士の"キス"をしていた━━━…。








 数秒後、2人の唇が離れ、

 私の顔を見ていた。





 そして私は静かに扉を閉めた。








 ……それが私を見た全てだ。










< 257 / 274 >

この作品をシェア

pagetop