ちょこれーとぼーい(♂)
私の見た真実を語ろう。
まず私は図書室の扉の向こうに
2つの何かがいるのを直感で感じた。
驚かして怯(ひる)まそうと思い、
力いっぱいに扉を開けたんだ。
そして扉の向こうから
見えた光景にまず私は目を疑った。
冷たい廊下の床に
髪の毛がくるくると巻いている
可愛らしい女子と悠馬がいた。
しかし問題のはここではない。
悠馬の方は床に腕がつく状態で
仰向けに倒れている。
女子の方は
悠馬の仰向けになってる
体の上に乗る状態になっていた。
問題はここからだ。
そんな状態で悠馬と女子は
唇同士の"キス"をしていた━━━…。
数秒後、2人の唇が離れ、
私の顔を見ていた。
そして私は静かに扉を閉めた。
……それが私を見た全てだ。