ちょこれーとぼーい(♂)














 「……私、…悠馬にキスされたの。」






 志麻だけには包み隠さず

 志麻が知らないことを話そうと思った。




 夏目先輩のゲームのことや、

 輝くんの告白…


 そして悠馬のこと━━━━…。





 志麻は眉間のしわを寄せてるが、

 私を見つめながら聞いてくれた。






 「……それなのに、
  他の人にもやってて…
  幾ら友達同士だからって言っても…
  …それが許せなくて…。
  …私の唇奪ったくせに」



 「………それ本当か??。」





 志麻の口調が標準語に変わり

 険しい表情を見せた。



 口にはしてないけど

 怒ってるようにも見える。






 「……うんっ。」




 首を縦に頷くと、




 まだ飲み干してない

 持っていたコップを


 物凄い力で引っ張られ

 隣の机の上に置く。







 「……し━━━━━━…。」









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