ちょこれーとぼーい(♂)
高嶺くんも呆れてる様子。
「どきってきたら罰は
俺とちゅーにしよーと
おもったんやけどなぁ……。」
ん~…。と考えながらうでを組んでいた。
なるほどそう言うことだったのね。
志麻にぃの謎の行動の理由が分った。
「………んじゃ。
俺と付き合えばいいんじゃないの??。」
呆れていた高嶺くんは
小さくため息を漏らしていた。
確かにその罰だといい刺激になる。
唯でさえ友達になること自体
周りのみんなに何言われるか
分からない。
恋人となればフルボッコにされて
人生茨の道になるだろうし。
「えっ……
…ん~。まぁえっか。」
適当だな……。
きっと高嶺くんも
同じことを考えていたに違いない。
「いきなりはできへんやろうから
明日から実行やで。わかったな??」
「……はい。」「………。」
こうして私の
"苦手意識克服作戦"が始まった。
考えるだけで、嫌な予感しかないけど
出来ることは全力でやる。
もう、涼太に
私のことで迷惑掛けたくないから。
…………柏崎美優。
腹くくって頑張ります。