ちょこれーとぼーい(♂)









 Prrrrrr…





 携帯の着信音が耳元から聞こえ

 重たい瞼をゆっくりと開く。


 カーテンを閉めるのを忘れていたお陰で

 窓から太陽の眩しい光が顔を照らす。


 眩しくて開いた瞼も再び閉じる。




 
 ………朝からうるさいなぁ。



 その間も流れる着信音。

 目が開かないので手探り状態で

 携帯がどこにあるか探す。



 左耳の近くに震えている携帯を見つけ、

 瞼を閉じたまま"通話ボタン"だと思う

 とこに押して耳元に受話器を当てる。







 「涼ちゃぁ…んっ?。
  ……私…まだ…ねてるよぉ……。」








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