ちょこれーとぼーい(♂)

　「あら｡志麻って
　　そう言う趣味あったの??」




　全体を下から上へと見て指をさす。


　"そう言う趣味"って……｡






　「……ねぇわ｡」



　いつもなら強く物事を言う

　志麻にぃなのにこの時の返事は

　とても小さい｡




　それを見て瞳さんは

　ふふふ…と

　微笑んでいた｡






　「いつも志麻と
　　絵梨がお世話になってます｡」

　「あっ､いえいえ｡」

　「………お世話ってなんやねん。
　　……逆に俺がお世話しとるねん｡」

　「あ、そうだったわね｡ふふ｡」





　志麻にぃは呆れた表情を見せていた｡




　それよりどうして私を

　志麻にぃの実家に

　連れてこられたんだろ｡




　不思議に2人が会話している姿を眺めた｡








　「……それより｡
　　こいつに服貸してほしんやけど｡」