アラサーラプソディー♪~運命のヒトは誰?~【加筆修正版】
「あー、1年前に離婚しましてね…」
やっちゃたわー!…
「す、すみませんっ、プライベートなこと突っ込んでしまって…」
焦る、マジ、焦る…
古宮さーん、と薬局の窓口から呼ぶ声が聞こえ、
ベンチから立ち上がろうとすると、
小野田さんが、素早く立ち上がり、薬を受け取りに行ってくれた。
「すみません、ご迷惑かけてしまって…」
「じゃぁ、行きましょうか…」
私を支え、玄関まで、
片足を引きずりながら歩く私の速度に合わせ一緒に歩いてくれた。
「車、回してくるから、ココで待ってて」
「あ、え…」
返事をする間もないまま
素早く私から離れ、駐車場へ向かっていった
数分後
すぐに静かな音を立て
セダンが玄関に滑り込んできた。