アラサーラプソディー♪~運命のヒトは誰?~【加筆修正版】
♯ ずっと…ね…
次の日―――
「先輩、ちゃんと航さんと電話してます?」
千夏のアパートで、
遅めの夕食を2人で摂りながら千夏が言った
「え?うん…さっきも、したよ
今日は、大口の契約がまとまったって言ってた
それで営業所の人たちと飲みに出かけるって…」
お味噌汁を一口飲んで、答えた
「ん? さっきもって…
先輩、もしかして、一日に何度、航さんと連絡取ってるんですか?」
出来立てのハンバーグをお箸で食べられるサイズに切ろうとする
手を止め真顔で問いかける千夏
「あ…、うん…、その…
朝と、お昼と、さっき…かな…」
目を泳がせながら、答える私…
「ま、マジすかっ?!」
呆れ顔の千夏…
「んもー、ラブラブじゃないですかぁ~」
私のほっぺたを、向かいから人差指でつつく千夏
「やだ、もーう、そんなんじゃないわよぉー」
と、言いつつ…
1分、1秒でも、航の声を聞いていたい…
会えないから、よけいに想いが募る…
だから、
航に電話…してしまう…
お、おかしいかな?わたし…