アラサーラプソディー♪~運命のヒトは誰?~【加筆修正版】
でも…昔からそうだった…
そんな、変わってない航が、やっぱり…好き…
航に触れたくて、胸に顔を埋める
「彩月…」
「うん…」
航を見上げると、凄く凄く、優しい眼差しで、私を見下ろした
そして、触れるか触れないか、くらいの軽いキスを落とされた
そんな風にされたら、却って、もっと…
って、思っちゃう…
航の唇が離れた時、今度は、背伸びをして、私からキスをした…
すぐに、離すつもりだったのに、
航の右手が私の後頭部を支え、また、唇を捉えられた
今度は、さっきとは違う
だんだんと深くなり、私の舌を見つけ、逃げられないように絡め取られる
「…っふ、…んんっ…」
すぐに、離してもらえる様子はなく、角度を何度も変えて続く
もっとしてほしいって思ったけど、こんなの聞いてないしっ…
これ以上だと、息が出来なくなっちゃう…
熱く深いキスに立っていられなくなり、膝が力を失くしそうになったけど、
私の様子に気づいた航の逞しい腕が、私を支えた…
「なんだ? 彩月、もう、ギブアップか?」
唇を離した航は、口元を斜めにニヤリとする…
「…ハァっ…
な、なにっよっ! 航が悪いんだからぁっ」
「お前が、煽るような顔するからだろっ!
そんな顔されたら、ガマンできねぇだろっ?」
呼吸が上手くできなくて、肩が上下するほど、呼吸が乱れ、
涙目になってしまった私の顔を包み、
また、航が唇を押し付ける
「…ぁっん…」
今いるリビングは、ソファーとテーブルが置いてあるだけ…
ラグも敷いてない、フローリング
唇を離した航が私を引き寄せ、航だけソファーに座り
そのまま、私の腰に腕を回し、
私が航を見下ろすように抱きしめられた
「…わた…る?」
私の胸元に、顔を埋めた航…
なんだか…愛しくて、航の髪をゆっくり撫でた…
だけど、その瞬間、私が間違ったと気付いた…
航は、すぐに私のブラウスの裾をスカートから引き出し、
裾から、航の掌が入り込み、背中を彷徨う…
「あっん…」
あっと言う間に、ブラのホックが外されてしまった…
「わた…るっ、待ってっ、シャワー…」
ドレスを着て、動いたから、汗をかいたのが気になっていた…
だけど、
私の胸元に航の手がかかり、ボタンを外しはじめる…