アラサーラプソディー♪~運命のヒトは誰?~【加筆修正版】
「よしっ! コレっ!」
満足そうに出来たコーディネートの洋服を手に取り、私の身体にあてる。
「先輩、今日は、カワイくいかないと、」
千夏が選んだ洋服は、
白地に小花を散らした、裾の部分はレースのフレアスカート
レースの部分が透けてチラッと素肌が見える
それと、
明るいグレーのVニット。そして濃いピンクのストール。
「ふふん、先輩、なかなかイイですヨ♪」
私に、コーディネイトした洋服を渡して、笑顔を向ける。
コレ、それぞれ、1回か2回しか着てなくて、
リサイクルショップにでも売ろうかな・・・
なんて、思ってたモノ・・・
「千夏ぅ、このニットの下、何着ればいーの?」
だって、このニット、結構、胸元開いてるんだよっ
「ふふ、な・に・も・・・・
素肌に着るのがいーんですって!
ふふっ、あ、ブラは、ちゃんとしてくださいよ、寄せてあげるヤツ♪」
え・・・・千夏ちゃん、
コレ一枚じゃ・・・寒いんですが・・・
有り得ない一枚なんて・・・
「じゃぁ、先輩、私、そろそろ、会社、行きますね」
「あ、ゴメンね、お茶も出さないで、」
玄関に向かう千夏の後をついていく。
「じゃ、いってきまーす」
「うん、ありがとう、いってらっしゃい」
千夏の姿を見送って、
手早く用事を済ませようと、リビングへと戻った。