アラサーラプソディー♪~運命のヒトは誰?~【加筆修正版】

映画を見終わって
今は、藤井くんがおススメだと連れて来てくれた
イタリアンレストランで夕食を食べている


「どうしたの?藤井くん、もう食べないの?」


テーブルに肘をついて、顎に手をやり、
黙って私の様子を見てるから
もうお腹いっぱいになったかな?なんて思うじゃない…


「いや、彩月さん、嬉しそうに食べてるから、何だか可愛いなって思って」


へ?
可愛い?
フォークを持つ手が止まり、藤井くんを見た。


「も、もう! ヘンなこと言わないでよっ、
ちゃんと藤井くんも食べてよっ!ホント、美味しいんだからっ」


でも、頼んだ料理、どれも美味しいんだよ。
前菜に始まって、サラダにパスタにメインみんなすごい美味しいんだもん。


「でも、よくこんなお店、知ってたね、接待とかで使ったりしたの?」


だって、お店の内装も、食事のメニューも、おしゃれで、今時だもん。


「いえ、姉がいろいろ知ってて、教えてもらったんです。」


「そう、お姉さんいるんだ・・・・」


なら、間違いないわよね・・・
最後に運ばれてきたデザートをお腹いっぱいだと、言いながら
平らげた私を見て、笑う藤井くん。


そんなに笑うかなぁ・・・・もうっ・・・・

でも、久しぶりだな・・・
こんなに美味しいごはんを男の人と一緒に食べるなんて・・・・
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