アラサーラプソディー♪~運命のヒトは誰?~【加筆修正版】

「本当に、申し訳ない、
あとで、工事のものたちにもよく言っておきます。」


「あ、いえ、私も工事中なのに、
気をつけて歩かなかったから、返ってご迷惑かけてすみませんでした。」


病院のロビーのベンチで、会計と薬を待ちながら、話をしていた。


そのヒトの顔をよくよく見ると、見覚えがあった…


「あの、もしかして…
以前、ウチでお世話させていただいた方ではないですか?

えっと…そう、小野田さま?」


お世話させてもらった方たちの顔は、結構覚えてるのよねぇ


「…あっー! えっと…」


「古宮です。直接の担当は、
河合だったのですが、河合がお世話できないときは、
私が担当させていただきました。

その節は、ありがとうございました。」


小野田さんに向かってお辞儀をした。


「そうそう!古宮さん! こちらこそありがとうございました。」


こんな地方の都市では稀に見るすっごいスタイルのいい、
美人な方と結婚したのよ!

だから、覚えてたんだわよねぇ


「奥様は、お元気ですか?」


「…あ、っと、その…」


え?私、何か悪いコト言った? もしや地雷踏んだ?
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