アラサーラプソディー♪~運命のヒトは誰?~【加筆修正版】
♯小さな痛み?
裏口から1階のお店に戻ると、
「せんぱぁい♪」
朝、姿を見掛けなかった千夏が
頬を一段と緩ませながら近づいてきた
「千夏、朝、どうしたの?」
「私のコトは、いーんですってー
それより、さっきの車の人ですよね、【オーシャンブルー】のオーナーって!
スッゴいステキじゃないですかっ!
いいなぁ…大人な男も…」
千夏っちゃん、鼻の下伸びてるしっ
「そうだ!専務から聞きましたよ
先輩、模擬結婚式の花嫁役するんですって!?
いーなー!しかも、婿殿は、あのオーナーだし!
先輩、もうホントに結婚したらいーじゃないですかぁー」
「もー、千夏ってば…
私、今、胸ん中
グチャグチャなんだから、あんまり言わないで…」
小声で千夏に摺りより困惑の顔で訴えた
「先輩?
どうしちゃったんですか?」
「う…ん…」
俯く私に
「先輩、私に隠してるコトあるんじゃないんですかっ?
決めた!
今日、終わったら、白状して下さいよっ!約束ですからね!」
そう、言い終わって、
私が、今日は帰りたいことを言おうとした時、予約のお客様が入店し、
その後も、バタバタと来店があったから
千夏とは、接客が終わるまで話せなかった