あたしの彼氏は天国 №1
辛い毎日を一緒に乗り越えるようにあたしは
何度も何度も通って
出来るだけ隣にいた。
彼が手を握っていてほしい、って
常に言った。
あたしにできることならなんでもやりたいと思った。
そんなことが半年くらい続いた。
外出デートが出来なくなったけど、
寝ている時間が増えたけど、
繋いでいる諒の手から彼の体温を感じて
“生きてる”
そう思ってあたしは胸をなでおろしていた。
この調子なら
これから先もずっと隣で生きていくことが出来るかもしれない、って
叶うかもしれない願いが出来た。