あたしの彼氏は天国 №1
病院に着いたら薬が効いていて身体も起こして少し笑顔を見せてくれてた諒がいた。
よかった...
なにかあっては大変だからと担当医、諒の両親が病室にいたけれど、
諒はあたしとラブラブしたかったみたいで、
立ち尽くしていたあたしをベッドに呼んだ。
ベッドに座ったあたしを後ろから抱きしめて
耳元でささやいた。
『お誕生日おめでとう』と。
見ていた人みんなが照れていたのは言うまでもない。
諒とあたしは周りが見えていないくらい2人の世界に入っていたの。
前回の誕生日に彼にプロポーズされていたよね。
そのとき、
あたしは気になっていたことを聞いてみた。
「あたしのこと愛してる?」
『どうかなー?そんな恥ずかしいこと俺は言わないよー』
あたしは愛してるのに諒は愛してくれてないのかな。