ムショクノセカイ
「なんなんだよ…これ!」
テレビには先程の黒い集団は消え、放送されるはずだった番組が映し出されている。
まるで先程の出来事が嘘だったかのように。
「仕事を無くせ!?
馬鹿言ってんじゃねーよ!!」
「安良!落ち着きなさい!」
「落ち着いてなんかいられるかよ!」
その後も何か母親は言っていたがそ、無視して自分の部屋に向かった。
「は…?」
俺の部屋にはつい先程見たばかりの奴らがー…
「今晩は…」
俺の部屋にいた。
「お前らなんのつもりだよ!?
仕事を無くせ!?」
「…君が望んだことでしょう?
それを叶えたまた迄ですよ?」
「は…?」
「まぁ…今に解りますよ。
仕事がない世界はどうなるか。」
ソイツはニヤリと笑い、一瞬のうちに消えた。