ムショクノセカイ
囚人タチ
とりあえず、俺の家に行くことにした。
「…なぁ、安良」
「なんだ?」
「なんで…所々家のガラスが割れてるんだ?」
確かに、気になってはいた。
所々家のガラスが割れていて、家の中が荒らされているようだ。
「パニックになった奴等が暴れてるんじゃねーの?」
「そっか。」
その時
「ギャッハッハッ」
笑い声が後ろから聞こえた
「!?」
急いで後ろを向くと
「にーちゃん達、大人しくしてな!」
そこには囚人服を着た男が立っていた。
手には…血がベットリと付着したかなり大きいナイフが握られていた。