神様 たすけて
保健室に着いた凛は 少し休むことになった。

田村が自宅に帰るよう説得したが 「親に心配かけたくない」 凛が主張したので 今回のことは 凛の両親に知らせることは 田村はしなかった。

横になった凛を 安静させようと 田村は何も聞こうとせずに 保健室を後にした。

凛は 声をたてないように 静かに泣いた。

この日は 下校のチャイムが鳴るまで 保健室で過ごし 下校した。
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