神様 たすけて

不登校

自分なりに 乗り越えようと思ったのだが 体が学校を怖がる。

学校のことを考えると 頭痛がする。

良恵、遥、絵美のことを 思い出すと 気持ち悪くなる。

自宅の机に飾っていた 凛、良恵、遥、絵美の4人で 映った写真を 細かくちぎって 捨てた。

制服に 袖を通すことが できない。

制服のリボンを 整える度に 思い出したくない光景に 胸が痛くなる。

次第に「どうして 私なの…? 私が居なければ 良かったの…?」

そう 自分を責めずにはいられない 凛だった
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