神様 たすけて
凛は 夢を見ていた。幼い頃の 夢だった。

幼い凛は甘えん坊で いつも隆文に肩車を頼んでいた。
肩車をしてもらうと 落ちそうなくらい 凛はいつも はしゃいでいた。
その隣では里恵が 笑いながら歩くー

親子の姿を 遠くから見つめる 今の私…。

すると 声が聞こえる。 「凛っ こっちだよ」 「凛っ ここよ」隆文と里恵の声だった。 振り返ると 隆文が両手を広げて 凛を待っているー

凛は 両親の元へ 走って駆け寄るー 隆文の両手に抱きしめられた凛は 目を覚ましたー
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