神様 たすけて

パトカーのサイレンが 徐々に近づいてくるー

｢いい､凛？ これから しっかり生きるのよ… もうお母さんとお父さんのことは 忘れなさい… 凛の幸せを ずっと願っているからね…｣

里恵はそう言うと 凛を立ち上がらせ 部屋から 追い出したー そして ドアの鍵が掛かった音がした｡

凛は ドアを思いっきり叩いて 叫ぶ…!!

｢ドン!! ドン!!｣ 凛は 叫ぶことしかできない…｡

｢お母さぁん!! お母ぁさぁぁん!!｣

パトカーが 自宅に到着した｡ 凛は警察官により 保護された…｡

凛が 母親がいる部屋を指で差した｡

警察官が ドアをこじ開けるー 部屋には 意識を無くした 隆文と里恵が 倒れているー

２人は すでに息を引き取っていた…｡