神様 たすけて
隆文と里恵は 骨となり 埋葬されたー

行くあてのない凛は 里恵の両親、祖父母の元へ 預けられた。
凛は学校に行こうとする度に 怖がって動こうとしない 足と闘っていた。

不登校の理由を知っているにも関わらず 祖父母は 無理に学校に行かせようとする。

凛が「学校には行きたくない」と言うと 断食させられたり、家に入ることすら 許されなかった…。

亡くなる前に 里恵から少しずつもらっていた お小遣いを貯めていたので 食事のひとつは ありつけていた。

お小遣いをなるべく使わないように 毎日、一食の カップラーメン。

一日一食の生活は 凛にとって 地獄のような日々だった…。

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