神様 たすけて
田村の話を聞いている凛は 涙を流し始めた。

しかし、田村は 話を続ける。 すると凛が 口を開いて 呟いたー

「ここに…いた…い」 泣きながら 言う凛に 田村は言葉を無くす。

「ご飯の準備も、掃除も、洗濯も… 何でもするから… ここに居たい… ここに居させてよぉ… せんせぇ…。」

ぐちゃぐちゃな顔で 泣きながら訴える凛を見ていると 抱き締めたくなって 田村わ凛を 抱きしめ 背中をさすった。

凛に言い聞かせるように 田村はこう言った…。
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