花蓮~麻美が遺した世界~【完結】
専用駐輪場に停めてあった自分の原付に跨ると、俺はアクセルを捻り発進させる。
10分ほどで自宅に到着し、部屋へと入った。
無言で靴を脱ぎ捨て、俺はベッドへと一直線に向かった。
洋服のまま寝るのは嫌いだ。
大事な洋服が皺になるし。
だけど。
…疲れた。
俺、麻美を好きでいたらダメだった?
でも、俺麻美以外を好きになれないんだよ。
わかんないけど、麻美以外の女に。
キスしたいと思えない。
付き合いたいって思わない。
恋しくて、泣けたりしない。
会えなくて、泣けたりしない。
ドキドキしない。
だから、俺。
麻美以外無理なんだって。
今でも、麻美の事を考えたら涙を流せると言うのに。
消化できない、この気持ちほど厄介なものはないね。
恋愛って、簡単だって思ってたのにな。昔は。
年を重ねるほどに、難しくなっていく。
10分ほどで自宅に到着し、部屋へと入った。
無言で靴を脱ぎ捨て、俺はベッドへと一直線に向かった。
洋服のまま寝るのは嫌いだ。
大事な洋服が皺になるし。
だけど。
…疲れた。
俺、麻美を好きでいたらダメだった?
でも、俺麻美以外を好きになれないんだよ。
わかんないけど、麻美以外の女に。
キスしたいと思えない。
付き合いたいって思わない。
恋しくて、泣けたりしない。
会えなくて、泣けたりしない。
ドキドキしない。
だから、俺。
麻美以外無理なんだって。
今でも、麻美の事を考えたら涙を流せると言うのに。
消化できない、この気持ちほど厄介なものはないね。
恋愛って、簡単だって思ってたのにな。昔は。
年を重ねるほどに、難しくなっていく。