花蓮~麻美が遺した世界~【完結】
「店長、おはようございます」
「あ、雅紀、おはよ。もうそんな時間か」
「暇そうですね。俺も手伝いますか?」
「いや、キム休憩入れるからいいや」
「了解です」
そういうと、雅紀は外へと向かう。
その後に着いて行くと、俺はキムに声をかけた。
「キム、1番入っちゃって」
「はーい」
「あ、雅紀、あっちのボディ変えといて」
「はいっ」
キムが休憩行ったぐらいで、俺の仕事もひと段落つき、外へと出る。
雅紀がボディを直してるから、俺はたたみ作業。
まあ、来客も少ないからたたみもほとんど無いに等しいけど。
「店長、これとこっちどっちがいいですかね?」
「んー、これからもう本格的にA/W(エーダブ)だしなー。
ジャケット着せておくか」
「おお。カッコいい」
コーディネートして、それを雅紀がマネキンに着せていた。
そこにお客さんが訪れて、俺は接客に入る。
「いらっしゃいませー」
一気に来るわけではなかったが、客足が途切れなくてキムが来るまで俺はずっと接客していた。
キムと入れ替わりに俺は休憩に入る。