花蓮~麻美が遺した世界~【完結】
後悔とハッキリした気持ち
――――…
翌日も同じ様な仕事。
雅紀と、キムで接客する一日。

だけど、それが最高に楽しい。


「あ、キム、この日ちょっと早めに来てくんねえ?
在庫整理間に合いそうにないから」

「はーい、オッケーです!」

「よろしく!」


そこに雅紀が入ってくる。

「店長、明日飲みましょうよ」


最近、雅紀はこうやって誘ってくる様になった。
前に誘えって言ったのを彼は実行している。

俺自身、それが嬉しいんだけども。


「いいよ、行こうか」

「え、何で二人なんですか、俺も連れてけし」

「あはは、キムも行くか」

「うぇ~い」

「嫌です、副店長、俺の事ずっといじるんですもん!」

「あははは」
「あははは」


口を突き出して不貞腐れる雅紀に、俺とキムは吹き出した。



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