花蓮~麻美が遺した世界~【完結】
「大事にするから…まだ、手は出さない」

「はは、我慢出来るんだ」

「うん。平気。ヤバいけど、平気」

「どっちだ」

「…今日は大丈夫」

「まあ、何かあっても哲が責任取ってくれんだろ?」

「当たり前じゃん」

「じゃあ、いいって。
気にするな」

「………朱美ちゃん、そんな事言うと…」


朱美ちゃんの肩を掴んで、ゆっくりと押し倒す。
それから、もう一度キスをした。


「止まらないよ?」


その言葉にニヤっと不敵に笑う朱美ちゃん。
< 227 / 231 >

この作品をシェア

pagetop