花蓮~麻美が遺した世界~【完結】
堤さん
それから、また俺は仕事に出勤してという普通の毎日を送っていた。
侑美って子からメールが来る事以外。
俺はほとんど返事をしていない。
だけど、毎日の様にメールが来る。
別にメールする事は構わないんだけどさ。
変に勘違いさせたくないから、あまり返事はしたくない。
「あれ、店長。なんか、顔色悪くないですか?」
そうやって、心配そうに俺の顔を覗きこむ雅紀。
部下に心配されるだなんて…俺もまだまだだな。
「ばーか、平気だよ。心配には及びません」
「そうですか?疲れてるんじゃないんですか…?」
「何言ってんの。俺、この仕事好きだし、疲れたってそれが嬉しいの」
「さすが、店長ですね」
雅紀は目をキラキラさせて俺を見ている。
…そんな目で見るな。
「あ、店長~!堤さん来てますー」
レジ前にいた俺を大声で呼ぶキム。
堤さんとは、この店の常連さん。
俺が店長になる前からの、本当にお得意様。
だけど、気取ってなくて俺は大好きだ。
侑美って子からメールが来る事以外。
俺はほとんど返事をしていない。
だけど、毎日の様にメールが来る。
別にメールする事は構わないんだけどさ。
変に勘違いさせたくないから、あまり返事はしたくない。
「あれ、店長。なんか、顔色悪くないですか?」
そうやって、心配そうに俺の顔を覗きこむ雅紀。
部下に心配されるだなんて…俺もまだまだだな。
「ばーか、平気だよ。心配には及びません」
「そうですか?疲れてるんじゃないんですか…?」
「何言ってんの。俺、この仕事好きだし、疲れたってそれが嬉しいの」
「さすが、店長ですね」
雅紀は目をキラキラさせて俺を見ている。
…そんな目で見るな。
「あ、店長~!堤さん来てますー」
レジ前にいた俺を大声で呼ぶキム。
堤さんとは、この店の常連さん。
俺が店長になる前からの、本当にお得意様。
だけど、気取ってなくて俺は大好きだ。