【短】Snow Ring
Snow Ring
「先輩、まだかなぁーーー…」
放課後の、周りには私以外誰もいない生徒玄関。
私、小鳥遊 唯二《たかなし ゆに》は、下駄箱に寄りかかって、とある人を待っていた。
とある人とは、久保 政充《くぼ まさみつ》先輩……私より1つ上の、高校2年生。
久保先輩と私は、ただの先輩と後輩なんかじゃない。
実は私は久保先輩に、高校に入ってからずっと片想いしていたんだ。
『それではこれでバスケ部の紹介を終わります!次は陸上部の紹介です』
そう…あれは新入生に2・3年生の先輩方が部活紹介を行った、4月のオリエンテーション。
放課後の、周りには私以外誰もいない生徒玄関。
私、小鳥遊 唯二《たかなし ゆに》は、下駄箱に寄りかかって、とある人を待っていた。
とある人とは、久保 政充《くぼ まさみつ》先輩……私より1つ上の、高校2年生。
久保先輩と私は、ただの先輩と後輩なんかじゃない。
実は私は久保先輩に、高校に入ってからずっと片想いしていたんだ。
『それではこれでバスケ部の紹介を終わります!次は陸上部の紹介です』
そう…あれは新入生に2・3年生の先輩方が部活紹介を行った、4月のオリエンテーション。
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