【短】Snow Ring
『ねぇねぇ唯二、アンタ何の部活に入るか決めた?』


『んーーー…もうちょっと見てみないと分からないよ……』


『そっか。まぁ私はまたバスケ部だけどねぇーー』


着々と進行してゆくオリエンテーション中、私は何の部活を選ぶか迷っていた。


この学校は生徒は絶対部活動をやらなきゃいけなくて、中学時代帰宅部だった私は初めての部活。


どうせなら楽しい部活を選びたい……というワケで、面倒くさがっている同級生も多い中、割と真剣に目を通していたんだ。


そして、オリエンテーションが始まって30分程が経った頃。


――――トントン
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