32 Days
「…何が起こっているというのだ…。」
全ての光景をモニターから見ていた男は、震える拳を強く握った
我々の兵器が、呆気なく殺られている
何故だ…『魔法』ごときに、我々の兵器が敗れる筈がないのに…
グッと操縦桿を握った時だった
自分の目の前に、1人の少年の姿が映ったのだ
ドォン___
激しい揺れと共に、室内や緊急ランプが点滅する
攻撃を受けた、そうすぐに悟った男は銃を手に取り脱出を試みる
火を吹いている兵器から外に出た…その瞬間
「動くな。」