32 Days
壁一面に置かれた本棚
一番前に置かれている教卓
それに従って並んでいる長机の上に座っている…四人の少年少女
「あ、おかえり〜馨。」
茶髪をツインテールに結った少女___矢沢唯が笑いながら手を上げる
「どうだった?幹部の人達。」
「私達の予想通り。今回の成果を見て…上層部は私達の戦闘介入を認めたわ。」
「よし、上手くいったみたいだな。」
馨の返答に、茶髪の少女__井上由夜と短髪の少年__内山静季は顔を見合わせて微笑んだ
「あーあ、やっと俺達の力を認めたって訳か。」
「えぇ。やはり、それなりの実績が無いと上は使ってはくれませんからね。」