32 Days
空は青く澄み渡っていた
その空の下…ヘッドホンを着けた少年ーー小中遥は寝転んでいた
腕を枕にして、青い空を見上げる
流れる音楽に、少しウトウトとしてきた瞬間
「はーるか。」
「うわっ!」突然視界に入った姿に、遥は驚きのあまり起き上がった
そんな姿を、由夜はクスクスと笑う
「何だ…由夜か。」
「驚きすぎたよ、遥。」
まだ笑う由夜に、遥は不満そうな表情を歪めながらヘッドホンを外す
「私達の戦闘参加について、上から報告があるんだって。
みんな呼んでるよ?」
「マジで?やっと俺達…認められたんだな。」